ABA上尾市防災士協議会 ニュースブログ

上尾市民の防災活動を応援します

日立市役所は、内水氾濫エリアだった


(文責 : 防災士 田澤六三)

東京新聞 2023年9月10日掲載「日立市役所で浸水、停電 台風13号、土砂崩れ相次ぐ」によると、(一部省略)
8日に庁舎地下への浸水で電源設備が水没した日立市役所は9日夕まで停電が続き、10日から本格的に業務を再開。
8日夜の浸水は、市役所の庁舎から西側に30メートルほど離れた数沢川の水があふれ、地下1階につながるスロープに濁流が流れ込んだ。地下1階には電源設備や書庫があり、水位は最大120センチに及んだ。
現庁舎は防災拠点機能の強化を掲げて2017年に完成した。市によると、地下には排水設備があったが、「想定を超える量の水が流れ込んだことで、排水が追いつかなかった」。

とのことで、テレビなどでは日立市ハザードマップで市役所周辺は浸水深ゼロのエリアとなっていた、と報道されています。

しかし内水氾濫マップ (見出し図) を見ると、河川の合流点である市役所周辺はしっかり2m未満の浸水域になっています。内水氾濫ですから市役所自体の洪水被害の恐れはなくても、地下1階が浸水する恐れがあることは当然予想しなければならないはず。
であれば、最重要の電源設備を地下に置いたことは重大な失策です。排水設備を付ければ良い、というものではありません。

そもそも市役所の立地地点は河川の合流点であり、一帯の予想洪水浸水深ゼロということ自体がやや不思議で、ハザードマップが甘かった可能性もあります。

想定外の豪雨、などというのは言い訳に過ぎません。今後のためにしっかり検証していただき、参考にしなければなりません。

上尾市防災士協議会 (ABA) ホームページはこちら