ABA上尾市防災士協議会 ニュースブログ

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7月12日豪雨で気づいたこと


(文責 : 防災士 田澤六三)  ※見出し画像は気象庁より

2022年7月12日に埼玉県西部で豪雨がありました。鳩山町では20時までの3時間雨量が263.5mmに達し、これは島嶼部を除く関東のアメダスでの歴代2位となっています。時間雨量90mmという土砂降りが3時間続いた計算になります。
3 時間降水量の最多記録としては、気象台や測候所では仙台空港の 338 mm、アメダスでは多良間(沖縄)の 383 mm があります。

埼玉県ホームページなどによると、この豪雨で鳩山町では道路が冠水し、妊娠している30代の女性が車中に取り残されましたが、その後救助されケガはなかったそうです。
また高速道の通行止めがあり、関越自動車道鶴ヶ島IC~東松山IC、東松山IC入口、圏央鶴ヶ島インターチェンジ出口、首都高速道路・埼玉新都心線(新都心西~新都心)、埼玉大宮線(与野~新都心西)が通行止めになりました。
県管理道路では通行止10か所(10路線)もありました。その他の道路の冠水・通行止めの詳細は分かりません。

また各地で土砂崩れがあり、ときがわ町鳩山町東松山市嵐山町のあわせて13か所で被害があったそうです。
河川では各地の川が増水し坂戸市を流れる葛川、飯盛川、東松山市の九十九川で川の水があふれたということです。

避難情報の発令状況は、警戒レベル5 (緊急安全確保) が 東松山市(2地区)、警戒レベル4 (避難指示) がときがわ町(全域)、東松山市(18地区)、坂戸市(6地区)などで、約3万人に避難指示が出されました。
避難所開設は、鳩山町ときがわ町東松山市越生町坂戸市毛呂山町であわせて35ヵ所でした。

大変な豪雨でしたが、幸いに人的被害はなかったようです。警報が出た時にはもう大雨になっていたようですが、皆さん慌てずに行動されたのではないでしょうか。

以下に私の気づいた点をまとめました。

教訓①
今回のようなゲリラ的な豪雨にはタイムラインはあまり役立たないかもしれません。豪雨が始まってからでは避難所への水平避難は徒歩でも自動車でもむしろ危険です。日ごろからハザードマップで自宅の予想浸水深や氾濫流倒壊危険度などを確認し、垂直避難などであわてず行動するべきです。

教訓②
豪雨時のクルマでの避難は危険であるということを再確認したいと思います。冠水した道路に突っ込むとエンストして脱出も困難になり、路肩の境目が分からずに川などに転落することがあります。窪んだ地形では通行止めになる可能性も高いです。

教訓③
日頃からハザードマップを見たり、防災関係情報に接して、災害時にどうするか自分の行動を考えておくことが大切です。マイ・タイムラインはその一つのきっかけですが、理解するのは簡単ではありません。適切な指導助言が大切だと思います。